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2004/10/13

プレーオフの是非。

 プレーオフの是非があちこちで議論されている。私の意見としては今回のプレーオフは大成功であったことは間違いないし、私自身は非常に楽しかった。本当に、パ・リーグの涙ぐましい努力が実を結んだとも思う。しかし、公平であるかどうか?という問題については議論の余地があると思うし、今後続けて行くには沢山の問題があると思う。

 

 そのことを考えていく前に、プレーオフ賛成論と反対論を簡単にまとめて考えてみたい。

 賛成論;1.単純に盛り上がった。
      2.MLBやNBA等でもやっているじゃないか。
      3.3,4位の決定すら選手、ファンとも盛り上がり、消化ゲームが少ない。
 などであると思う。

 反対論;1.135試合闘ったものが、たった5試合でひっくり返るのはペナントの意義がうすれるのではないか。

 とこの1点につきると思う。

 ところで、話を戻すが、MLB等ではやっているじゃないか?という意見については、ちょっと違うと思っている。MLBはチーム数が多く、ナ・リーグ、ア・リーグという単純な2リーグというだけでなく、そこで更に3つの地区に分かれており、ペナントレースはそれぞれの地区の優勝をかけているというものなのだ。それにくわえて、それぞれの地区でチーム数も違うし、実は試合数も違ったりするのだ(松井のヤンキースは162試合、イチローのマリナーズは161試合)。そう言う中で、各地区優勝チームとそれぞれのリーグの2位チームの中で最高勝率の併せて4チームでリーグ優勝をかけ、そのリーグ優勝者同志がワールドシリーズをかける訳だ。従って日本の野球事情とは全く違うものなのだということを忘れてはならないと思う。つまり「MLBでやってるやん」というのは日本では通用しないということだ。

 さてさて、そこでもう一つ考えたいのは「『プロ』ってなあに?」と言うことなのだが、野球というモノを生活の手段としている限りは、ファンに対して『魅せる』ことが必要条件であると思っている。先程も述べたように3,4位争いですら盛り上がり、選手のみならず、ファンも一喜一憂する中で『プロ』らしい試合を見せてくれたと思う。勿論プレーオフは1S、2Sに限らず、素晴らしい試合を見せてくれた。それに対してセ・リーグはどうだったか?と言えば、G-B戦などは、1万人の公式発表ながらどう見ても1000人位しか入っていなかったし、Tの井川のノーヒットノーランの試合ですら3500人ほどしかいなかった。テレビの視聴率もGの平均視聴率が12%だと言うのに、プレーオフ最終戦はテレビ東京系列でありながら13%を超えたそうだ。観客動員もプレーオフ8試合で35万人を超えたと言う。興行的には大成功で、『プロフェッショナル』であると言えるのではないか。

 又、突然決まったプレーオフならいざ知らず、シーズン前から実施は決まっており、今更不公平だというのはおかしいという意見もあり、それについては充分理解できる。プレーオフ敗退後の王監督の談話もそういうものがあったと思う。しかし、下位球団はシーズン当初から3位を目指すという感じがあった。100試合以上闘うとチーム力の差ははっきりと出てくるモノだ。しかし、開幕時にだだっとダッシュし、その後失速するチームが良くあるように、短期決戦というのは非常にミズモノであり、端からそこを目指すというのでは「ペナントの意義が薄れる」という意見が出てくるのも当然であろうと思う。つまり、シーズンも1位、プレーオフも1位になるのが本当に強いチームなのだというのは分かるが、それは論理のすり替えのような気がする。反対にシーズンは3位、プレーオフは1位というチームが本当に強いチームと言えるかどうかを考えれば、答えは単純だと思う。

 さて、結論は出ない。出なくて当たり前だと思う。前後期制のプレーオフというのも以前は行われていたが、結局、140試合通算ということで考えると・・・というような意見も出てくるのだ。どうやっても「完全なる公平」は生まれそうにない。ただ、ファンが色々な声を上げるのは良いことだと思うし、みんなで良い物を作り上げれば少しずつの違和感は感じても大きな不満は出ないのではないか。来年もパ・リーグは細部の詰めはまだだが、プレーオフを実施することは決定している。今年よりも来年、来年よりも再来年に良い物が出来ていけば、球界は発展するのではないだろうか。

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コメント

基本的にPO反対論者です。15日興行で千秋楽だけ満員で、よかったよかったというのは、ならないよりマシって感じなんですね。基本にシーズンという長期興行があって、それで特別興行がある、と思うのです。堤氏も散り際に「パは儲からん」と言ったようですが、事実だと思います、しかし、じゃあ1リーグで読売戦のおこぼれ頂戴乞食戦略しかないのか?とも、思うのです。何か欠けてるように思えてならないのです。

投稿: 水色 | 2004/10/14 10:05

POは『なければならない』『必要不可欠』
なものではないと思っております。
しかし、現行のままで良いのかどうか?と言われれば
答えははっきりと『ノー』と言えると思います。
プロ野球というものが新しい形を見せないと
もう、もたない状況であるのはパ・リーグに限った
ことではありません。セ・リーグでもGとT以外は
儲かっていないというのが現状なのは水色氏もご存知のこと。
じゃあ、どうすれば良いの?っていう試験的なもののひとつが
POや、来年から行われる交流戦ということになるのでは
ないでしょうか?本来は、戦力格差をなくす方向で考えていくのが一番良いのだと思います。
それでも、3位以下のチームは100試合を超えると
ほぼ、消化試合になってしまう・・・。その辺をどうするか?
難しいと思いませんか?それともこのままで良い??


投稿: グーパパ | 2004/10/14 10:29

このままでいいわけもなくw

消化試合はね・・・
セも消化試合は・・・だよね
パは、尚のこと・・・だよね
消化試合前は入るか?入らないね

だんごレースになれば、うーん・・・
なんかツケが溜まりすぎてる・・・

毎年、リーグシャッフルするかw

投稿: 水色 | 2004/10/14 12:42

リーグのシャッフルは良い案だとは思いますが・・・ねえw
たぶん、無理なのはお分かりだとw
Jリーグが意外にも消化試合が少ないのは
ひとつは試合数が少ないってこともあるんですが
やっぱり降格争いがあるって事なのでしょう。
まあ、中段のチームはそうでもないですがねw
ただ、どこかで優勝、もしくは降格が絡んでいるので
消化試合が少ないのは確か。
それに対して野球は下手すりゃ各チーム30~40くらいが
消化試合になる可能性はある。
それを全部若手のテストにする?
引退選手の花道にする?
それでは『プロ』として金は取れませんよねえ。
どこかで何かを変える時期に来ているのでしょう。
それよりも西武とダイエー・・・大丈夫なのかねえ。
POどころじゃないわねえ┐( ̄ヘ ̄)┌

投稿: グーパパ | 2004/10/14 12:49

まあ球団数増やそうって努力怠ってきたツケがここにきて
出ているわけで、これを機会にどこまで変われるかかな。
土地に根付く努力してない球団も多いわけだし、まあ
しばらくは苦しい思いしてもいいんちゃう?

投稿: ひすわし!? | 2004/10/14 16:14

球団が苦しむだけで済まないから困るんやんかw
結局つけは現場とファンへ回ってくる。
やっと現場とファンがつかんだ新規参入の権利も
『儲かる』まではいかなくとも、赤字の幅が小さくなる
ような方法を模索していかんと、今のツケガまた将来
回ってくることになる。
今の状況って、しんどいけどチャンスなんだよね。
みんなが興味持ってるから・・・
今の間しかないとおもふ。
人間飽きやすいからね。

投稿: グーパパ | 2004/10/14 16:19

現場とファンも苦しめばいいでしょうw
野球界全体の問題なわけだし、野球の見方とかファンサービスの方法とか伝え方が悪かったというのはあるだろうしね。
選手も給料あげろあげろ、だけでファンサービスしたんか?
という疑問は大いにあるわけだし、全体で苦しんでいろんな
考えを出せばいいんだよ。

投稿: ひすわし!? | 2004/10/14 17:53

選手はね、苦しめば良いという面は確かにあるんですよ。
それはこのブログにも書きましたけどね。
ただ、高年俸の選手っていうのはほんの一握りでね。
一番困るのが弱い立場の選手達。
プロなんだから弱肉強食でも良いんですが、
例えば古田が今回のことでクビになったとしても
彼ほどの選手だと飯を食うタネはあるわけですよね。
でも、パ・リーグの控えの守備職人とかだと
そういうわけにもいかない。
そういうゆがみは選手会が考えなくてはならないことだとは
思いますよ。
ただし、一番良くないのは経営者でしょう?

POにしても、ひとつの案であって、不公平感はあるわけですよ。
ただ、『経営』も考えないといけない状況では
一概に不公平だから駄目だって済ませられないと思うんです。
だから、今がチャンスで、今考えないといけないよってね。

投稿: グーパパ | 2004/10/14 18:21

TBありがとうございます。
私は、基本的にはかなりのPO賛成論者ですね。

そもそも、POに反対している人達の多く、特に130試合以上もして、1位のチームが優勝でない違和感を感じる、その人達の多くは、「違和感」との言葉通り感情面で納得出来ず、単にPO制度そのものに、馴染んでいないのだと思っております。

野球では(野球に限りませんが)、130試合以上の長期間のペナントレースでの戦い方、トーナメントによる戦い方、数試合で決戦する短期決戦での戦い方、全て違うはずです。
目先の一敗、二敗を気にしなくても良い長期戦には強いが、短期決戦には弱いチームもあれば、その逆もあるでしょう。

個人的には、ペナントレースにも強く、トーナメントにも強く、短期決戦にも強いチームが、真のNO.1だと、そう割り切れば、PO制度もまた、見方が変わってくるんじゃないかと思うんですよね。

あと、私もブログでは、MLBの導入を例に出しましたが、別にMLBのPOが素晴らしいと言っているのではありません。
NBAやNFLだって、試合数も競技内容も違いますが、それぞれPOを導入し、楽しませている制度の1つであるとの意味で書いております。

チーム数が少ない日本には、日本に向いた制度も必要でしょうが、基本的にはPO制度そのものは、アメリカの四大スポーツ全てが取り入れている、普通のシステムで、システムに慣れれば、また違った楽しみを持つ人も増えると思うんですけどね。

要は、改善する必要性の論議はともかく、単に否定するならば、もう少し様子を見ても良いのでは? と言う考えですね。

投稿: akinopapa | 2004/10/25 23:17

akinopapaさん、おはようございます。
コメントどうもありがとうございます^^。
私は今のままではいけないとは思っていますが
POのあり方自体はどうなのかな?というスタンスです。
アメリカと日本を単純比較はできないですし、アメリカでなじんでるから・・・というだけでは納得できないかな?って思っています。
今回アメリカでもNYヤンキースが地区優勝で、同じ地区のワイルドカード選出のレッドソックスがWシリーズに出てますよね。
それについてアメリカのマスコミやファンはどうこう言うこともないのだろうと思います。
確かに「慣れ」だけの問題なのかも知れませんが、
単純に試合数が違うというだけでなく、チーム数が多いため
同一カードが日本より極端に少ないわけですよね。
ですから、シーズン中そんなに沢山直接対決するわけでもない。
また、交流戦もすべてのチームと当たるわけではないので
シーズンの成績には「完全なる公平さ」に欠けていると
誰もが理解しているわけです。
日本と決定的に違うのはそこなんですよね。
直接対決がシーズン135試合制の場合、27試合もあります。
ここで殆どの場合、チーム力としての決着は付いてしまいます。
そういう点を考慮しないでいると、「感情論」としてだけでは
片づけられないわけですよね。

私は、幣ブログでも書かせて頂いていますが、
こういう議論がもっと盛んになることによって
できるだけ多くの人が納得のいく制度ができれば良いなと思っております。
あ、勿論、興行的にはPO大成功だったと思いますし、試合自体も楽しめたと思っております。今年はたまたまかも分かりませんが、
シーズン自体も3位決定が最終までもつれたこともあり、たいそう盛り上がりましたよね。その点はパ・リーグに拍手を送りたい。
そこんところは確かなので^^。
今後より良い案ができれば良いなと思っております。

投稿: グーパパ | 2004/10/26 09:12

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