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2004/10/18

ゴジラからGODDILAへ。

 松井は今でも長嶋さんのことを「監督」と呼ぶそうだ。松井の入団時からずっと松井を4番打者にするために厳しく育て上げたのが長嶋さんなのだ。落合、清原をFAで獲得し、松井に「この2人を超えてみろ」とばかりに徹底して鍛え上げたようだ。勿論、松井にその能力があったのは確かだが、能力があると折り紙をつけられ、その後駄目になっていった選手は山のようにいる。それを考えるとプロに入ってからも良い教育者に恵まれるということは大事な事のようだ。その後Gの不動の4番として君臨し、活躍をみせた松井に対してですら、長嶋さんはほとんど褒めることはなかったらしい。つまり『Gの4番なら当然』というものなのだ。だから松井は余程のことがない限りガッツポーズをしたりすることもなかった。相手投手に対して失礼だという考えもあったようだが、当然なんだという考えなのだろう。

 さて、そういう『4番打者英才教育』を受けた松井が海の向こうのヤンキースでも『4番として』の活躍をしている。イチローが早々にシーズンを終わらせてしまったのを尻目に、『10月はオレの季節だ』とばかりに打ちまくっている。しかもヤンキースにとって宿敵のレッドソックス戦でも打ちまくるのだから素晴らしいを通り越して恐ろしいとさえ感じる。"Mr. October"という称号がMLBにはあるらしい。真のスーパースターはプレーオフで活躍してこそという不文律のようなものがあるらしい。特に厳しいNYのファンはプレーオフに活躍できない選手はシーズンが如何に素晴らしかろうとこき下ろすらしい。そういう中でNYのファンを黙らせ、絶賛させる活躍をしているのだから、本当に凄い。トーリ監督が主将のジーターと並んで松井に対しては全幅の信頼を置いているのもこういう活躍をするだけでなく、常に冷静で、『やるのが当然』というスタイルに共感しているからだろう。
 それにしても松井は上司に恵まれている。徹底的に鍛え上げてくれた長嶋。不振時にオーナーやファンがどれだけブーイングしようとも信頼して使ってくれたトーリ。まさに選手冥利に尽きるのではないだろうか。まあ、最も長嶋にしろトーリにしろ、こういった選手を使えるのは監督冥利に尽きると言うのかも知れないが・・・。
 「打順はどこであれ、自分の仕事をするだけです」と語っていた松井だが、もう誰が怪我から復帰しようが、FAやトレードで大物を獲得しようが、松井はきっとヤンキーすでも不動の4番を打つのだろう。ファンもオーナーも文句は言えないはずだ。今になって思う、つくづく日本で見れなくなってしまったのが残念だと。

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コメント

「4番」が何たるかを、教えてくれるようですね。敵地でのブーイングは凄かったらしいですね。勲章です。
日本人は全て、シアトルでは「イチロー」、ニューヨークでは「ヒデキ」、と呼ばれそうです。実は微妙に嬉しいです(ほほほ。ワールドシリーズまで、活躍し続けてほしいね。

投稿: 水色 | 2004/10/18 16:46

こんにちは。やはり松井はすごいですわ。
ジャイアンツファンとしては、ひじょーに痛いけどね。
今度はソフトバンクが、ダイエー買いたいみたいですな。

投稿: まも | 2004/10/18 16:49

ゴジラという愛称ではなく、
『ア・リーグ優勝シリーズMVP』
というなんとも長い名前で呼びたいそうな(笑。
まあ、確かに、このシリーズでの活躍は
異常とも言えますね。
今期のレッドソックスは特に
先発投手がめちゃくちゃ良いですからねえ。
日本人としては鼻高々になるとともに
つくづく日本で生で見れないのが残念です。

投稿: グーパパ | 2004/10/18 17:39

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