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2006/06/07

お手柔らかにw

 大阪国税局、とっても頑張っているようです。


 私たちが関与する中小企業のお客さんの所へ国税局が直接入ることはほとんどないので、なかなかお会いする機会はないのですが、それでも先日の調査で一人、大阪国税局の方がいらっしゃいました。


 やはり押しが強く、できるイメージでしたねえ。

 今日、相次いで出た大阪国税局の査察の結果。

 まずは関電約19億円の課税漏れということですが、これはどうやら、見解が分かれているようで、更正処分ということです。(これに対して『修正申告をした』と言う場合は、当局の指摘を受けて、自ら申告しなおしたということなのです)これは今後裁判になる可能性がありますね。


 実は関電。少々前にも失態を犯しています。何か?といえば、消費税のことなんですが、実は、税金については申告納付という二つの作業をしなくてはなりません。

 申告というのは、申告書を税務署に提出すること。納付というのは、税金を金融機関等を通して支払うことを言います。勿論、納付も大切なのですが、実際一番大切なのは申告なのです。

 関電の場合、期限までに納付はしたんだけど、申告を期限後にしてしまったのです。


 これ、どうなったか?といえば、無申告加算税というのを払わされることになります。で、確か、消費税額の本税が38億円くらいだったと思いますが、この加算税15%もあるんですね。従って、関電、余分に7億弱の税金を余分に払わなくてはならなくなりました。たった1日で7億円弱ですよ。怖いですね・・・ま、こんなのの比じゃないくらい怖いですw。

 ちなみに逆の場合、つまり、申告は期限までに、納付は期限の翌日にした場合はですね。公定歩合+4%の延滞税がかかります。ちなみに、延滞税というのは利息のことですから、年利が『公定歩合+4%』なんですね。我々がお客さんに説明するときに言うのは日歩二銭といいます。つまり1万円に対して、1日あたり2銭かかりますと。これをもとに簡単に計算すると、76,000円となります。まあ、38億もありますから、こんな金額になりますが、普通の中小企業で延滞税1日分がこんな金額になることはまず、ありませんね。

 ですから、我々はお客さんに申告は絶対に当日に、納付は遅れても構いませんと言います。そんな思いっきり基本のことを間違えたんですなあ。ずいぶん頭を下げたようですが、それで許してもらえるほどマルサは甘くないですねえ。


 話を戻して・・・・w


 まあ、今度の関電のこの件に関しては、記事だけでは詳しい内容は分かりませんが、今回は会社側が勝てるんじゃないかな?と思っています。


 誰ですか?前置き長いのに結論短いと言っているのは!!


 さて、この話は前座(笑。

 本日のメインイベントは・・・・・


 400億円申告漏れ 大阪の不動産会社グループ


 はい、すごいですねえ、えげつないですねえ・・・400億ですよ。


 400円置くんとちゃいますよ。

 ちょっと記事を読んでみると400億円の所得隠しに対し、35億円の追徴課税と出ている。実は法人税率は30%なので120億はでないとおかしいのだけど・・・っと思って考えてみると、どうやらこの会社は嘘の決算を出したのは同じだが、どこかの会社とは逆で赤字を出しまくっていた様子。ですから、300億円弱の赤字申告をしていたんでしょうね。で、実際の所得は70億円くらいあったということのようです。ちなみに、調査対象は7年間。税法の時効最大にやられてます。

 ここでね、税務関係の仕事をしている人は「あれ?」って思うと思うんです。

 なぜならば・・・赤字決算の会社には税務署は入らないからなのです。

 つまり、300億ほどの赤字を出している会社に、100億や200億の所得隠し見つけても、税金取れないんですね。

 だから、基本的に大赤字の会社には調査は入らない。


 税務署も無駄な努力をしているだけの暇も人員もいないのです。


 じゃあ、どうしてばれたのか?

 一つはリークということが考えられますが、リークとは言え、300億以上の所得隠しの証拠をちょっとやそっとの地位に居た人間が分かるとは思えませんね。

 では、な~~~ぜ~~~~?

 答えは、この太陽実業という会社、破綻した木津信用組合の乱脈融資事件の大口融資先として以前話題になった所なんですね。つまり、木津信が破綻し、整理回収機構に債権譲渡したために、債権者が債務者である太陽実業の実態を調べたところ、どうやら・・・ってことで公的機関に調べられたのが運のつきというのが真実じゃないかなっとにらんでいます。

 ここは悪質ということで重加算税の対象少なくとも35%の罰金がかかります。最も重い罰則ですねえ。まあ、人間悪いことはできないってことですね。

 儲け過ぎたから嫌われたなんていう人もいましたが、儲け過ぎたからじゃなく、儲け方が嫌われたんだって言っていたコメンテーターの人、けだし名言だと思いますなあ。まあ、どっちにせよ、悪いことはできんってことですね。


 『天網恢恢祖にしてもらさず』


 私の好きな中国故事ですね。


 さて、濃い話が続いてなんですが、メインの後はデザートを(笑


 これは福岡国税局の話。

 個人株取引21億円申告漏れ

 まあ、今、金利がこんな時代ですので、資産運用は株式でとお思いの方も沢山いらっしゃると思います(ね、水色さんw)。


 株式取引をやってらっしゃる人はご存知かと思いますが、これに限って言えばごまかしようがありません。証券会社から税務署へ情報はツーツーのカーカーで行っちゃってますからね。


 こういう事件でお分かりだとは思いますが、税務署というところはある業者、業種につき、一斉に調査をするということがあります。その方が反面調査(一つの会社を調査に来て、取引先との取引が適正であるかどうかを取引先に調査に入ることで調べるということ)とかの手間も省けますから、いっぺんにまとめてやっちまえということになります。


 つまり、去年大丈夫やったから・・・という甘い考えは通用しません。去年はたまたま調査対象業種じゃなかっただけかもしれないのです。税金の時効は7年。

 7年間ばれなかったら安心してください(笑。


 ま、なかなか悪いことはできないってのは、このところの事件でお分かりかとは思いますが・・・

 というわけで、今日は真面目に税金の話。これで、金曜からはサッカーに取り組めるというものですw


 
 
 

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コメント

株式はリスクを伴います。
相当の覚悟が要ります。
覚悟だけでなく、忍耐力も必要です。
尚且つ、楽天家でなくてはなりません。
そう、問題は、楽天なのです。

なあ、三木谷君。

投稿: 水色 | 2006/06/07 21:36

まあ、野球も楽天的でなければ
いけないようですなあw
野村君w

投稿: グーパパ | 2006/06/07 22:30

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