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2007/01/07

弟子

 出藍の誉れという言葉がある。くだけた(?)言い方をすれば『青は藍より出でて、藍より青し』と言う奴だ。まあ、元々この言葉は師弟を表したものではないが、現在は、師匠よりも優秀な弟子が出てきたときにこの言葉を使うことがある。ただ、やはりこういうことは滅多にないと言っていいのではないかなと思う。先日紹介した


 Rongo_1

 これを読んでいると、師匠を超えるのは難しいねと改めて思う。


 この本を紹介しているときにも書いたが、孔子自体は偉い人だなと思うが、儒教はちょっと・・・と私は思っている。それは、論語をこうして改めて読んでみてもそう思う。むしろ、改めてその思いを強くしているといって言いと思う。


 あ、この本、この手の本に興味のある人には、「是非!」と言いたいくらいお奨めです。


 孔子には十哲だとか言われる高弟がいるが、やはり帯に短したすきに長しという感じがする。長じている奴は・・・と言う意見に対しては、孔子自身の言葉を借りれば、『過ぎたるは尚、及ばざるが如し』というべきなんだろう。

 孔子の凄いところは、思想に伸びやかさがあると言うこと。これは孔子に限らず、あらゆる宗教の世界においてもそうなんだろうと思う。仏陀の思想、キリストの思想のみならず、空海でも最澄でも、親鸞でもいいと思うが、開祖の思想は弟子たちに伝わることで劣化していくように思う。それが分かっている開祖たちは末法だのなんだのを予言しているんだろうね。


 この論語の場合、私が「へー、なるほど」と思ったのを一つ紹介したい(なんだか軽いなw)。


 子曰く、其の位に在らざれば、其の政を語らず

 曾子曰く、君子は思うこと其の位を出でず

 という、憲問篇にある二つの文章の解説を読んでのことだ。


 簡単に内容を言えば、孔子は『自分の職務以外のことに口出しすべきではない』と言っており、孔子の弟子で親孝行で有名な曾子は『君子は自分の職務以外のことを考えるべきではない』と言っているのだが、この二つは似て非なるものだということ。あらゆることを考えつつ、僭越を行わないというのが孔子の思想であり、曾子は考えないと言っているのだから、思想の伸びやかさに歴然とした差があるのは明白だろうと思う。こういう伸びやかさに欠ける曾子が高弟として、孔子亡き後の学団の一部を率いているわけだから、儒教が堅苦しくなるのは当然のことと言えるだろう。

 ちなみにこの曾子は、こんなことを言っている。


 『私は一日に三回我が身を省みる。人のために考えてやったのは真心からか、友人と交流して誠実であったか、よく知りもしないことを受け売りしなかったか』

 仁・・・つまり他人に対する思いやりを一番の理想と掲げた儒教らしい言葉であるが、やはり堅苦しさをぬぐいきれない感じがするのは私だけだろうか。

 まあ、この言葉、辞書で有名な某出版社の名前の由来に使われているらしい・・・

 ということも、この本で知った。

 あ、曾子が生きていたら笑われるだろうか。よく知りもしないことを受け売りしていると・・・(笑

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コメント

「死刑を廃止して仇討ちの復活を」

歯切れが良すぎる呉智英氏。

受け売りですw

投稿: 水色 | 2007/01/08 19:11

へー、そんなこと言ってるんですねえ。
まあ、あだ討ちってのは儒教の精神ですからね。
さもあり何という感じですね。
まあ、あだ討ちは返り討ちってのがあるからなんだけど
最近の親が子を虐待するのを見てると
目には目を・・・って思いますねえ。
あ、儒教の精神じゃねえやw

投稿: グーパパ | 2007/01/08 19:59

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