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2007/11/12

憤り

 最近、グルメブログ化してしまって、当初予定のスポーツブログの様相を全く呈しておりませんが、それもそのはず、スポーツ観戦はおろか、ほとんどテレビを見ない状況になってしまっているわけで・・・

 かといって、ブログ名をGoo-Groumetに変更すると、どこかの検索サイトを叱っているような名前になってしまうため、まあ、このまま放置ってことでご容赦願います。


 さて、先日読んでいた

 Timeline


 マイケル・クライトンの『タイムライン』。

 本としての出来は、かなり面白いものだった。私の大好きな学術的要素、そして歴史的な要素満載であった(ちなみに推理モノではありません)。

 科学的には、量子物理学、歴史的には14世紀の欧州、百年戦争が背景となっている。

 あんまり面白かったので、その勢いで

 Timeline2


 映画まで見てしまった。

 さて、その映画・・・400ページ超の文庫本2冊を映画にするのは、やはり無理があると言える。状況説明のための設定変更などは分かるのだが、肝心の学術的要素、歴史学的要素が全く反映されていない。原作では、タイムトラベルではなく、量子物理学の世界で言う、多宇宙理論をモチーフにしていたのに、映画では単なるタイムトラベルの話になってしまっている(一応、多宇宙理論的な話はしてるんだけど、この内容ではさっぱり分からない)。歴史的にも、日本はゆるゆるでも、欧米では厳しいR指定の関係もあるのだろうが、戦闘シーンなどについても、投石機で飛ばしていたのが、馬の死体に火をつけたもの(火を消さないと、燃えるし、消すと、古い馬の死体なので、疫病の原因となるわけだ)ではなく、普通の砲丸に火をつけたものなっているし、時代背景としては、女子供も残酷に殺される世の中だったということが完全に無視されたつくりになっている。本で息を呑んで読んだ冒険場面もほぼカット(そもそも設定時間が本は37時間、映画は6時間というつくりだからねえ)。騎士道精神とは何か?みたいな論述もほとんどなくなってしまっている。

 その結果できあがったものは、タイムトラベルをモチーフにした恋愛映画・・・orz


 もうねえ、がっかりだよ!と声を大にしていいたい。


 原作の出来が良かったので余計にそう思ったのかも知れないが、これほど原作と映画の出来の違いがあるのは久しぶりのような気がする。

 興味のある方は是非、原作で・・・ちなみに原作者マイケル・クライトンは『ジュラシック・パーク』の作者であり、テレビドラマ『E.R』の製作総指揮・脚本家でもある人ですね。

 最新作


 Next

 『Next』も読みたいけれど、文庫に落ちるのをまとう・・・

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