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2008/05/01

全知全能

 むかーし、もう何年前になるのだろうか・・・外国人の審判が日本の野球界に来ていたことがあった。勿論アメリカで審判をしている人だった。確かに日本の野球のストライクゾーンと向こうのゾーンは違うので、揉めることが多かったように思う。そして結局その審判は契約を全うせずに、アメリカに帰ることになったわけだが、その理由が「怖いから」ということだったように記憶している。


 それは、見解の違いで抗議をするときに、日本の野球界は暴力的だというのだ。そんなもんかな?と当時は思っていたが、日本に外国人監督が増えるにつれて思うのは、そうなのかもしれないということ。


 よく目にするのはブラウンだったり、バレンタインだったりが、顔を真っ赤にして怒っている場面ではあるが、彼らは決して手を出さない。手は後ろ手に組んでいる。足でベースに砂をかけたり、ベースを投げたりするのには、「お前らベースが見えてないんだからいらないだろ」という皮肉に他ならないわけだ。

 ま、暴言は吐いて退場になることは多いようだけれど・・・。

 話は変わるが、サッカーの話。

 日本でも有名になったコリーナというイタリア人の審判は、とにかく笛を出来るだけ吹かずに、つまり試合を止めることを出来るだけ少なくしてゲームをコントロールするということで、世界一の審判の異名を取っていた。彼がイエローカードを乱発するところは、見たことも聞いた事もない。


 目つきは鋭いけれど、冷静な笛を吹く人だったように思う。ちなみに、この人、欧州のサッカーの審判の定年が45歳なのだが、サッカー協会から定年後も笛を吹いて欲しいと慰留されたときのセリフがカッコいい。

 「審判というのは規則を守らせる存在だ。だから、私もルールに従うさ」

 というわけで現在は引退し、アドバイザーになっているわけだ。

 さて、今日の本題。

 まあ、スポーツ好きの方はお分かりかと思うけれど、Jリーグの某審判。某と言っても、ペーペーの審判ではなく、日本では数少ないプロの「スペシャルレフリー」の資格を持つ審判なのだが、試合中に抗議してきた選手に対して「死ね」と言ったといわれている。

 本人は否定しているらしいが、抗議した選手だけでなく、味方の選手、そして相手方の選手もそれを聞いているとされているし、マッチコミッショナーの報告書にもその旨が書かれているということらしい。

 「他の言葉と間違えたのでは?」と本人は主張しているようだが、どういう局面でどんな言い方をしたら「死ね」という言葉と間違えるのだろうか。

 昔プロ野球の名物審判が「オレがルールブックだ」といった話は有名だが、審判は試合をコントロールする全知全能の存在であるのは間違いない。勿論、本物の神ではなく、人間なので、過ちは犯すんだけれど。

 ただ、やっていい間違いと悪い間違いがあることは否定できないはずだ。少なくとも「死ね」という神様はピッチ上には要らないと思う。

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コメント

shine (シャイン) だったりしてw

投稿: ホークス党 | 2008/05/01 11:04

そういえば中日二軍でも「死ね」発言から問題が起こったらしいようだが・・・。

投稿: ひすわし | 2008/05/01 18:25

ムッとし、思わず、
其の言葉が出そうになったら
「生きろ!」と、
言ってみましょう。

尖った気持ちが和むよw

投稿: 水色 | 2008/05/01 22:00

見苦しいいいわけ。
けど、それにだまされたふりして無罪放免かな。
「死ね」なんてクチにしていい言葉じゃない。
だいたい、いい大人が自分の発言に責任が持てないなんてね。
情けないったらありゃしない。

投稿: mic | 2008/05/01 22:24

ドラゴンズの場合は2軍のコーチらしいですね。
まあ、この話は水色っ氏にふりましょう(笑


「生きろよ!」ですか。
それなら横山たかし・ひろしのように
「生き~ぃよ~♪」とハンカチ噛みながら言いましょうw


「(プレー)しろ!」が「死ね」に聞こえたとか。
まあ、最近は選手も噛みつき過ぎなので、お互いが紳士的でないといけないとは思いますけどねえ。

投稿: グーパパ | 2008/05/02 00:05

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